個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

マイルールは押し付けない

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自分が「うーん」と思う部下や後輩の特徴には、共通点があるようです。例えば、ホウ・レン・ソウのタイミングが合う・合わないは、自分の中にある「仕事のマイルール」が影響しています。

この「仕事のマイルール」を、部下や後輩の全員が理解し、実行してくれたら、こんなに楽な事はない…はずがありません。
上司・先輩である我々にもミスはあり、弱点はあります。それを補うのは、自分とは違うマイルールを持っているスタッフだったりします。自分とは違う視点で動いてくれるからこそ実は助かっていることは、見えにくいだけで職場に溢れているものです。そう考えれば、自分との違いも、楽しめるようになります。
ただ、組織には文化があります。例えば、挨拶する・しない、は、した方がよいはずです。この「ゆるい仕事のルール」が、組織の中で共有できていれば、指導はしやすいです。
この共有には、自分の考えを自由に言える環境が必要です。みんなの前で言うことが苦手なスタッフもいますので、毎朝の朝会だけでなく、一対一の雑談の機会も頻繁に設けるようにしています。全体と個別のコミュニケーションの組み合わせで、ゆるい仕事のルールは、組織の中で醸成されます。
一番よいのは、スタッフが自然に、ゆるい仕事のルール、を作り上げる職場。そのためには、自分の仕事のルールは、あまり押し付けないように、気をつけたいと思います。