個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

2016-01-01から1年間の記事一覧

クセを理解して、うまく付き合う

私の悪いクセは、集中している時に、いつでも良さそうな決裁がやってきたときの、阿修羅(←同僚談)のような表情をしてしまうこと(._.)… 上司とは「いつでも話しかけやすい雰囲気を醸し出すべし」なわけですが、私の場合、アイデアが湧き出し形にしている時…

論理的な思考は必要

事務ミスが多いスタッフ、締め切りを忘れてしまうスタッフ、仕事を1人で勝手に抱え込んでしまうスタッフ…論理的に考えていないのかもしれません。 あるスタッフから「先生は■だと言っています、近くにいた学生も■だと言っています。だから■です」と報告があ…

仕事を楽しむことを放棄したスタッフ

アンケートの集計をして、会議の資料を作る…ここまでは、だいたいやってくれます。分析してあればよい方で、結局どうしたいのか書けないスタッフが、我が業界には多いと感じています。 「決めることは自分の仕事ではない」の「決めること」の意味を勘違いし…

それでも〆切が守れない

〆切をわざと早めに設定すべきなのか、〆切のかなり前から進捗状況を確認すべきか…1度や2度ならともかく、繰り返してしまう相手に悩まされることは、誰にでもある経験の一つだと思います。 一回目の失敗の時の「指導」が影響するのか…〆切ネタではないです…

そこで、まず一番を目指せ

「配属された職場の守備範囲の業務で、まず一番になれ」…民間から転職し、初めの上司からの、今でも大切にしているアドバイスです。システム入力でもよい、文書事務でもよい。周りから「こいつには勝てない」と言われるくらい、与えられた仕事を熟達し、周り…

堂々と実務家でありたい

今月はいくつかの研修会等で、自分の考えをお話しさせて頂く機会を得ました。いつも同じスタンスなのですが…決して特別な考えを披露する訳でもなく、どこでも・誰でもやっていそうな「地味なこと」を軸に、提案しています。例えば、他人が来訪したら無視しな…

企画力と言う前に

こじれた案件を漠然と相談に来るスタッフ、文句が先行するスタッフ…「カタチにすることが苦手」という共通点があるように感じています。 こじれた案件については、時系列に・関係者と・主観と客観の区別をつけて、メモにしてから相談に来なさい。緊急なら、…

時間を色付けする

わが組織では毎朝朝礼をやっています。「やった方がいいのはわかっているけれど、何もない日はどうすればよいかわからない」という質問をたまにいただきます。いくつかのアイデアの中で、一日の使い方をあれこれ皆でコメントしあうことは、効果が高いと実感…

監督職7つの指針+1(中間報告)

このブログの目標にそろそろ到達すべく「まとめ」を考えはじめました。事務室を「前向きに仕事ができる職場環境」にするために、監督職が心がけるべきことを「監督職7つの指針」として顕在化してみました(『7つの指針』表現形式は、玉川大学出版のQ&Aシ…

社会人反抗期

仕事(作業)を振って「これは何でやらないといけないんですか?」「やる意味ありますか?」と聞く、生意気な男子。嫌いじゃありません。私もそうでした。上司をナメるような言動、そんなツンツンした気分、理解できます。評価が本人の本当の能力より低くな…

外から何を持ってきても枯らしてしまう職場

服務規律の遵守からはじまる、皆にとって働きがいのある職場…ある上司に教えていただいたことです。昼休みを数分遅刻して戻ることを繰り返すスタッフがいたとします。周りも上司も何も言いません。そこに生まれる職場の感情は「不公平感」なのだそうです。そ…

残念な微調整

前任者が企画までして異動となり、その企画を実働から担当することになったスタッフが、3か月やってみて「コレとアレを変更したい」と修正案を持ってきました。自分が企画した訳でもない代物を自分のモノに落とし込もうとする姿勢は褒めたのですが、その中身…

職員としてのこだわりがあまりない

私のこだわりは「一体感(もしくは、巻き込み)」です。反対意見を封じ込めるやり方ではなく、構成員の納得感と効率のバランスを踏まえながら、できる限り同じベクトルにそれぞれが主体的に向く工夫や努力は惜しまないようにしています。ある日、会議で意見…

仲良しだけでは仕事にならない

風通しの良い職場を目指した悪い結果として、指導しない上司とサークル感覚の部下だけの困った組織になってしまうケースをたまに見かけます。職場の潤滑油には雑談も冗談も必要です。ただ、それに夢中で電話対応が遅れたり、雑務を引き取ってくれた同僚への…

返事のタイミング

仕事の時間のうち、メールの返信にどれだけの時間を割いているのか…10年前に比べ、立場の変化も影響していますが、確実にメールソフトと向き合っている時間は増加しています。そのため、直接会って話すことの効果が絶大な場面も増えているように感じます。私…

理解には個人差・時間差がある

話の半分程度で機嫌が悪くなる、数日経過して話を振り出しに戻される…話の内容によって理解には個人差があり、個人の中でも、理解に必要な時間が一定であることはなく、体調含め外的要因で時間差があるものです。そう考えると電子メールでの依頼は、使い方に…

仕事の任され方

自分がやった方が早いから任されるパターンと、将来性を見込んで「未経験でも」あえて任せてもらえるパターン…任され方で、業務の成果、仕事から得られるものは異なるようです。監督職となり、仕事を任せる立場になってみると…円滑に仕事を進めるため、スタ…

面倒クサイなりに理由がある

何故こんな面倒な手続きが必要なのか、それぞれの部署に依頼しなければならないのは無駄だ…組織の規模によりますが、我々の業界は縦割りになりやすく、それだけ面倒な仕組みも生まれやすい環境にあります。業務改善を志向する際、現在のカタチを否定すること…

ひとりの時間と組織での時間はリンクしている

仕事が充実していれば、オフも楽しい。オフが充実すれば、仕事の時間も前向きに過ごせる…家族と自分の関係が何らか変化していくと、オフの時間さえ自分でコントロールすることが難しくなり「思い通りにならない」という悩みを抱く人は多いようです…私も悩ん…

任せるとは、思い通りにならない事

仕事も勉強会なども、同じ人が同じ役割を担い続けるメリットとデメリットを考えた時、私の性格ではデメリット(風通しが悪くなるなど)ばかり目立ちそうだと考え、概ね2年で引き継ぐことを意識しています。とはいえ、この4月も異動なく、同じ役職を4年もや…

位置エネルギーは正しく活用したい

同じ組織・ポジションに固定されると、存在するだけで・何かを発言するだけで仕事がすすむこと、多々あります。いわゆる「位置エネルギーが高い」状態で、自発的に運動しなくても物事が「自分の思い通りに」動きやすくなる。このことを反対側から眺めると、…

仕事とハサミの渡し方は同じ

年度末の手続事務は、大量の書類との格闘で時間のかかるものばかり。年度末のイレギュラー対応はスピードが求められるため、丸ごと外注は難しく、いくら工夫しても、スタッフには何らか負担がかかります。三月の土日はなかなか休めません。ある休日出勤の日…

10年後に活きる

今日は10年以上前の職場の後輩から、3年振りに連絡があり、呑むことになりました。久々過ぎて、話が続くか不安もありましたが、実際に会うとあれこれ思い出すもので、楽しい時間を過ごすことができました。 今以上に未熟者でしたので、今振り返れば、後輩に…

朝礼ができない職場

真面目なことを真面目に言えない雰囲気、ありませんか?「この話、勉強になりそうだから、一緒にいく…」というと「私は関係ないんで…」。「○○のために、変えてみようよ」というと「まぁ、そうですけど…そのままでも、不満はなさそうですよ…」。わからない事…

カレンダーを彩る

ミスの減らないスタッフに、オーダーの仕方を毎回変えて、何と伝えたらミスが減るのか、試行錯誤しています…根本治癒にはならないのですが、現場は人の劇的変化を待っている余裕がなく、現有戦力で対応するしかありません。プロスポーツのようにオフシーズン…

いろいろな成長があってよい

研究会、勉強会で繰り広げられる「職員のあるべき姿」等の人材育成に関する話題の中に、それらにアクセスしている職員がまるで正しいようにも感じられてしまう場面があります。土日や夜間にアクセスできる人は、どの業界であっても多数派ではなく、むしろ、…

手を抜かないと決めた大失敗

大学では4年間学習塾のアルバイトをしていました(今は○ラックバイトの代名詞ですが…)。チェーン店新規オープンのタイミングで雇用されたため、実力がある訳でもなく、いきなり受験学年を担当しました。本来ならば学力別に3クラス分けるべきシステムながら…

そんなことを聞いているんじゃない

相手に反対をされ、その理由を聞いて、解決策を提示しても、納得してもらえない…よくある話で、今でも苦労しています。前職で「本社お客様センター」という、主にクレームを対応するラインに配属された時期に、いろいろ鍛えていただきました。真正面に座らな…

名刺だけで生きていないか?

23時からのニュース番組にて、複業(原文ママ)を認めたら、売り上げが伸びて残業代が2割減った、という事例が紹介されていました。我々の業界でそのまま適用することは難しいですが、内閣府webで紹介されている「パラレルキャリア」という考え方は、参考に…

頭の中を共有する

「ほうれんそう」のタイミングがいまいちなスタッフがおりました。遅すぎる・ポイントがズレている…これは、彼だけに原因はないと思っています。私にとっての「いまいち」なので、上司が変わればよいのかもしれない。私自身、上司が変わる度、はじめにやるこ…