個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

理想の上司は目標なのか?

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能力開発の目標を「いい上司になるため」としていた場合、「自分にとっての、いい上司」を目指すと、うまくいかないことがあるようです。

私は「管理職である今の自分」が「自分の上司」ではイヤです。
私の理想の上司は、「圧倒的に仕事ができる(イメージとしては、背中で学べよ)」タイプです。どうやったら背中から技を盗めるか、主体的に自分で考え続けたことで、能力開発してきたと思っています。
しかし、このタイプの上司に自分がなることは無理です。(自分の)理想の上司とは、自分より圧倒的に仕事ができるタイプですから、自分が到達できる程度の上司ではないのです。それを、早い時期から割り切っていたため、自分の能力や生活サイクルに合ったマネジメントの方法をじっくり探し、ストレスなく身につけることができました。今も、いろいろな上司・同僚・後輩…からいろいろ学んで、自分流のマネジメントを日々試行錯誤しながら実践できています。
もし、自分の理想、だけを追い求めたとすると、ゴールに到達できないばかりか、他人のアドバイスを聞けない「困った中堅」になってしまうかもしれません。
自分の理想、ではなく、他人にとっての理想の上司でありたい。と、するならば、同質の仲間で固まるのではなく、できるだけいろいろな人と関わって、自分以外の視点に気づいてほしい。
「理想の上司になるためには」という質問には、そんなアドバイスをしています。