個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

知識や情報を努力しないで得ようとする

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同じ質問でも、気心知れた関係と名刺交換しただけの関係では、出てくる回答の質・量は違うものです。しかし、我が業界は助け合い精神が溢れている?ため、メールを送れば何でも教えてもらえると勘違いしやすく、よりよい情報を得るための努力を怠る方がいます。
だからと言って、質問を受ける人の範囲を限定したり門前払いするつもりはなく、受けた質問や相談には出来る限り回答しています。自分の勉強になりますし、その方の仕事の先にいる学生や先生のお役にも立てるからです。
それでも一つだけお願いしたいのは、質問するなりに、少しは自分で調べたり、考えたりはしてほしい。「わからないのでゼロから教えてくれ」は、大学でお給料もらっている人がやってはいけないと思います。当然、勉強の方法・調べ方の相談には、じっくりお付き合いさせて頂きます。
この、社会人としての当たり前の作法は、着任したスタッフの初期の指導で身につけさせたいです。何も考えないで人に質問を送るスタッフは、何も考えないで担当業務をこなすので事務ミスを起こしやすい。仕事を教える時期に「調べさせる」「考えさせる」を丁寧に反復します。すると「知識や情報を得るとはどれだけの価値があるか」がわかり、そのための努力をスマートにできるようになります。