個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

すぐには解決しない事を客観的に考えさせる

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職場で文句ばかり言うスタッフ…印刷室に紙が散乱しているが、なぜあの係・人は片付けないのか…問題点を言うだけで、自分は何もしません。そのうち、自分の思い通りにならないと、他人を攻撃するようになる。

様々な雇用形態が混在する現場では、このような「SD以前」の問題を抱えることがあります。
悪化してしまった人をどうするか、特効薬はないと思います。ただ、できるだけ「そうならないように」予防する、ことは、いろいろ対策があるようです。

私の対策は、スタッフに「自分の思い通りにいかないこと」「自分の判断基準が絶対ではないこと」を仕事を通じて気づいてもらうようにしています。
まずは、気になることを気軽にチームの中でいいやすい環境を作る。例えば、朝会や定例のチーム会で雑然を広げます。それをチームの課題として表にまとめ可視化し、解決の方法をチームで考えさせる。すると、チームには様々な課題があり、マンパワーは有限で、優先順位やタイミングの重要性に気づく。
また、日常のやりとりで、全体と部分(自分の主張)の関係を明確にして話すように指導することも有効です。

判断基準が偏ると、仕事のミスが増え、成果も期待できません。考えが凝り固まらないように、職場で「考える機会」を提供していくことが必要です。