個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

マイナスをゼロにする仕事の満足感

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計画を立案する、新規事業を担当する、人前でプレゼンする…その裏で、他人がやらかしたどうしようもない事件事故を片付けて、崩壊しかけの組織が放置した仕事を肩代わりし、新規事業を進めるために既存事業をひっそりとたたむ…表に出ることが望まれない、裏方に徹する仕事もあります。

この裏方仕事で満足感を得る…尊敬する大先輩から「4負けて6勝てばよし」というキーワードを教えてもらいました。
折衝相手をコテンパンにするのではなく、相手に負けたと思わせないこと。自分の手柄にはせず、周りにも花を持たせること。自分の定規で勝ち負けを判断するのではなく、組織としての結果にこだわれ、などなど。そんな仕事の先に、利害関係ではなく信頼関係でつながる仲間が増える。それがマイナスをゼロにする仕事でしか味わえない満足感だよ、と。
マイナス仕事は100点が難しい。極論を言えば、60点でも70点でも解決さえすればよい。成果で満足感を得ることが難しいからこそ、プロセスから得る満足感を大切にする。
仕事を選べない立場だからこそ、それぞれの職場で求められた役割で、そこでしか味わえない満足感を大切にする職員になりたいと思います。