個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

腑に落ちる機会を散りばめる

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挨拶ができる職場、我が業界はまだまだ少ないと思います。見たことのない人を見たら「見ないふり」をするタイプが多く、来客のタイミングでも、おしゃべりをやめない…。

4月からの職場でも「挨拶」をわざわざ組織目標に掲げていますが、はじめの2か月間はあまり言わないようにしてきました。
まずは、毎朝打ち合わせができること、そして、私が居なくても勝手に全員で打ち合わせができること。ここまでは、できるようになりました。そして今月は、打ち合わせのタイミングで「おはようございます^_^」を、大きめにしています。みな、ちゃんと声が出ていますし、初めて見る人を「迎える」動作ができるようになってきました。
挨拶は、実は難しいと思っています。当たり前の事だと思っていながら、自分のものとして、自然に発せるようになるのは、時間がかかるものです。
そのため、挨拶は3ヶ月目のテーマとしています。決して、挨拶を強制していません。ただ、私は少し大きめに発しているだけです。2ヶ月の打ち合わせで、チームで働く意味を、自ら理解し行動しているのだろう、と思います。
組織運営は「腑に落とさせること」ではなく「腑に落ちる機会を散りばめること」。すぐに出来るように育てるのではなく、自発的に出来るように、じっくり育てたいと思います。