個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

「確認したか」を改めて確認する

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あるスタッフからの報告の最後に、昨年のだいたいの数字を聞いてみました。私の肌感覚と合わなかったので、実数を調べさせたら、そもそも桁が違いました。「先生が言っていた」という話を、具体的に誰がいつどこで、と聞くと曖昧だったので、改めて問い直すと、実は担当者の思い込みだった…
ミスが多かったり、進行管理ができなかったり…気になるスタッフには、「本人の思い込み」がないか、粘り強く確認するようにしています。この「都合の良い思い込み」を治さない限り、どんなテクニックを教えても、仕事は改善されません。主観と客観を分けて頭にインプットし、報告すること。特に数字には誠実であること。この当たり前が、意外とできないのです。

このやりとりを数回やると、自分でよく調べるようになるなど、仕事の様子が変わってきます。あいつの話は信用できない…になる前に、粘り強く確認したいと思います。