個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

大学院を目指した理由

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営利企業からの中途採用で、卒業校でもない。が、初職場が認証評価初受審に3つのポリシー担当に…改革の最前線に放り込まれました。
担当業務の本質を、知識も経験もない状態ながら自分なりに見極めようともがいたある日、「俺には愛校心があるのかな」という悩みに直面しました。
まず取り組んだことは、ある先生のゼミに半年入れてもらって、学生と一緒に勉強すること。理系出身の私は文系のゼミで、毎週の課題に苦労しながら、学生を経験してみました。学生と同じ立場で過ごした半年は、愛校心醸成には効果抜群で、それ以来、我が社を学生の為に盛り上げたい、と本気で思えるようになり、今日まで走り続けることができています。ちなみに、このゼミ参加は、上司の理解なくしては実現しなかったものであり、今でも良い上司に巡り会えたな、と思っています。
その後、親会社では管理職になる前のステップで、留学なり大学院で学ぶなど、強みを引き出す機会を設けている話を聞き、もう少し学生の立場を経験してみようとも考え、大学院で公共経済を学ぶことにしました〈当時、我が子会社には支援制度はなかったため、自腹で通いました〉。
社会の仕組みの一部として、自分の業界を考える視点・経済学というロジックの中で主張を積み上げる厳密さなどなど、2年間での経験は濃密で、仕事の基礎体力を鍛え上げることができました。思い出深かったこととして…仕事が終わった後に、24時から先生とスカイプでディスカッション、なんてことはざらで、教員の、学生への思い、学問への真摯な姿勢など感動することばかりでした。
年末年始になると、修論で苦しんだお正月を思い出します。そろそろまた鍛えなおさないといけないな、と思う今年の仕事納め。