個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

成果は見せるもの

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「◎◎さんと違って、私の仕事は定型業務ばかりで、成果が見えにくいから」という話を聞いたのですが、見えにくいのと、見せないのは、大分違うと思いました。
「成果が見えやすい仕事でいいですね」と言われたことがありますが、見えにくい仕事も、第三者にわかりやすいようにしてきたつもりです。課題の有無、進捗はどうか、熟達して他業務をやる余裕を作ることができたか、そもそもミスなくできるということはどういうことか…。定型業務であっても、お給料を頂いて仕事をする立場であれば、説明責任を果たすのが、義務とまでは言い切りませんが、当たり前だと思います。それが、作業員とスタッフの違いではないかと。評価はしてもらえるものではなく、それなりに準備が必要で、準備が面倒でやらないのであれば、評価を担当義務のせいにしてはいけないのだ、と。
評価する側に問題がないとは言いませんが、成果の可視化が不得意なスタッフが一定数いるようです。決して論文やポスター発表を全員に求めているのではなく、担当業務を、どんな定型業務であれ、組織内で共有できるように可視化する程度でよいと思っています。ただ、わが業務は、これすらが難しい。黙々と決められた通り仕事をこなすことが美しいという風土が根強い組織が多いようです。
私は、なるべく定型業務も組織内のプロジェクトとして仕立て上げて、成果の可視化をしていますが、まだまだ拾い上げ切れていません。そして、自分でそれができるスタッフに育てないといけない。まだまだ、やるべきことはたくさんあります。