個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

仕事の体温を感じたい

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一通りやったので、今年は楽勝…先を見通して、早めにテキパキやります。そんなスタッフが用意した仕事に『体温』を感じることができず、さてどうしてあげたらいいかな、と悩みます。〈私は、永遠の2年目症候群、と名付けています〉
昨年の失敗を活かした仕事にも当然価値はあると思いますが、自分の考えを付加して持ってきた仕事に、私は体温を感じます。熱すぎても少々困りますが、冷たいものばかり触ると、自分の手=仕事感も麻痺してしまいそうです。
「古くなったから掲示を張り替える」よりも「掲示を工夫して、提出ミスで卒業できない学生をゼロにしたい」という仕事に体温を感じ、それに触れることで、自分の体温が調整され、組織全体に伝播する…ことを私は意識して事務室での一日を過ごしています。そうすると、低体温で異動してきたスタッフも、体温がだんだん上がってきます。晩秋はそれを感じることができる、楽しみな季節です。
2年目のスタッフに、年度末までのスケジュールを確認すべく、まず本人が考える見通しを聞きました。私は気づかなかった、学生思いの課題認識がいくつも出てきて、あたたかい気持ちになりました。このスタッフは、永遠に、永遠の2年目にはならないと思います。