個の力・組織の力を活かす

どうすれば自分の職場で実践できるのか、その実践から積み上げられた知識や経験をどのように後任へ継承できるのか

育成、改善しない者に、大学の未来を語る資格なし

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今日は、今年からはじめた学内中堅向けのちょいムズ勉強会でした。今回は、卓越大学院・職業大学・職員採用動向に関する資料をキャッチアップした後に、わが大学を取り巻く様々な危機について、ワークショップ形式で学び合うスタイル。
予定していたのは16名で、結局参加できたのはさらに少ない10名…少ない人数でしたが、親会社から現場へ赴任した監督職に若手教員も参加していただく事が実現し、充実した時間を過ごす事ができました。そして、20時30分を過ぎて終了した後、再び職場に戻る人もいました。
勉強会をしたところで大学がいきなり変わる訳ではありません。ましてや、ターゲットが学内中堅向けだと集まりは期待出来ません。
けれど、やり続けなければ語れない事があると思っています。参加者の一人が「人材育成や業務改善を放棄しているのに、人員要求の時だけは立派な資料作る管理職の存在」に触れました。まさに、私が勉強会をやる理由はコレで、職員を育てなければ、職場の未来はないと思っています。
勉強会は手段であるため、各職場で人材育成ができる場合は無理にやることはないと思います。職場によって腐りやすい環境がある場合は、有志勉強会が有効なようです。私は、中堅を育成し、各職場で人材育成機能を果たせるようになること=勉強会を辞めてよい状況を目標にしてやっています。
勉強会で整理した課題、どうすれば解決につながりますか?と、よく聞かれますが、私は、解決するのは自分です、と答えます。今日も沢山のヒントを得ました。現場の解決につなげることができてこそ、未来ある職場に存在するべき中堅職員。
考えることをやめてしまった中堅が、肩身の狭い思いのする職場、残業抜けて勉強会に参加したスタッフのためにも、「私が」実現してみせます。